皆さんいかがお過ごしでしょうか。どうも、超人を目指す商社サラリーマンです。
この記事では、現役商社マンである私が5大商社内定を勝ち取る具体アクションを5つ紹介します。
面接を控えた3・4年生に加えて、将来商社への就職を考えている1・2年生にも有益な情報を盛り込んでいるので是非ご覧ください!
投稿者の就活実績
まず私の就職活動ですが、商社、コンサル、金融などを中心に就活しており、5大商社から2社内定、コンサルBIG4から1社内定、そしてメガバンク1社から内定をもらっておりました。比較的早くコンサル、銀行から内定を貰えていたので、商社への就活準備には万全を期すことができました。幸い第1希望の商社から内定をもらえたので、そこで私の就職活動は終了しました。
当時を振り返り、内定獲得のために準備すべきことをまとめましたので就職活動の助けにしてもらえますと幸いです。また別記事でES・面接時の具体アクションも記載しておりますので、よろしければご覧ください。尚、私は2017~2019年入社の代(身バレ防止の為ぼかしております笑)になりますのでオンライン面接などのTips等は持ちあわせていないことご了承ください。
5大商社内定を勝ち取る具体アクション5選
以下5つのアクションのうち、①②は面接まで比較的時間のある大学1・2年生向け、③④⑤は就職活動が開始している大学3・4年生向けのアクションになります。
具体アクション① リーダー経験or何か大きな目標達成を経験しておく
商社が望む人材はずばり①リーダー適性のある人間②仕事を最後までやり遂げられる人間です。商社のプロジェクトは規模が大きく、それに伴い関与者が非常に多くなります。そのようなプロジェクトにおいて商社に求められる機能としては、案件関与者からの多様な視点の意見を吸い上げ、正しい方向に皆を導くリーダーシップになります。
また数年単位のプロジェクトにおいては、日々大小さまざまな困難にぶち当たり、その都度、頭と体をフル回転させながら課題を解決していかなくてはなりません。
これらの理由から学生時代にメンバーをまとめ上げ、リーダーシップを発揮した経験や困難にぶつかりながらも、なんとかして目標を達成した経験は総合商社の就活において、特に面接時に必須の要素になります。学生時代からリーダーを経験し適性を高めるとともに、大きな目標を設定し、最後までやり遂げる力を身につけましょう。
具体アクション② 資格を取得する
資格が就活においてプラスに働くことは皆さんも想像できるかと思います。これまでの経験や企業への熱意がほとんど同じ学生が二人いたとして、片方には有用な資格があり、片方になければ面接官の印象は大きく変化します。
ただ実際には、特に資格等が無くても内定をもらっている学生はたくさんいるので、資格が無いからと言って商社へのエントリーをあきらめる必要は全くありませんが、あればプラスに働くのは確かです。以下に有効な資格を3つ挙げます。
①TOEICや英検など語学の資格
言わずもがな商社の仕事では英語を使います。英語の資格を就職要件にしている企業も多く、私が就活していた時は4月の配属までにTOEIC○○○点以上と具体的に明記されていました。英語資格は就活生の英語能力を測る指標になるので高水準であれば積極的に資格欄に記載していきましょう。TOEICであれば730点以上、英検は準1級からはプラスに働くと思います。一方で、低すぎるTOEICの点数などは逆に面接官に突っ込まれる恐れがありますので、記載しないようにしましょう。また英語以外の言語資格も自信がある言語については記載していきましょう。
②簿記や公認会計士等の資格
簿記や公認会計士の資格も就活においてかなりプラスに働きます。総合商社での一般的なキャリアとして将来的には事業会社の経営者になることが期待されており、例えどの部署に配属されたとしても企業財務経理の知見は必要不可欠になります。それらの資格を既に持っていることは就活において大きなアドバンテージになります。
③IT関連の資格
上記2つの資格に加えて近年重要視されつつあるのがIT関連の資格です。IR情報などからもわかるように、いずれの総合商社もIT領域へより一層力を入れることを表明しており、それらの領域において人材の増強が予想されます。更に、例えIT部門で働かない場合でも簡単なプログラミングを書いてデータ分析を行ったり、簡単なアプリケーションを開発したりなどなど、今後汎用的なスキルとしてITスキルは必要不可欠なものになっていきます。具体事例としては、IPA(情報処理推進機構)の基本情報技術者試験や日本ディープラーニング協会のG検定以上の難易度の資格を持っていれば、IT・先進技術の理解者として高評価を受ける可能性が高いです。
具体アクション③ 他社の内定を獲得する
総合商社での就活に限らず、既に他社で内定をもらったうえで、面接に臨むことはかなり効果的です。既に持っている内定先を知ることで、面接官としてはこの学生がどれくらいの実力なのかイメージを掴むことができますし、内定をもらっている会社から逆算して、どのような業界を中心に就職活動を行っているか理解できるからです。実際に私も面接時に「現時点で持っている内定先は?」と質問されたこともありますし、質問票のようなものに内定先を書き込むよう指示されたこともありました。
ただ他社の内定に関してはどの会社でも良いのではなく①一般的に内定をもらうのが難しい企業②総合商社と一貫性がある企業、に限られます。総合商社との一貫性の有無に関しては商社がカバーしている事業を内定先が有しているか否かで判断すると良いでしょう。例えばテレビ局などは就活難易度がかなり高いですが、事業の一貫性が見られずそこまでのプラスに働かない可能性があります。
以下に持っていたら高評価につながりやすい企業を記載いたしました。
- 外コン(マッキンゼー、ボスコン等)
- 外銀(GS、モルガン・スタンレー等)
- 証券会社のIBD職
- 他総合商社
- コンサルBIG4
- 大手デベロッパー(MM等)
- 政府系金融機関(DBJ、IBIC等)
- メガバンク
- メガ損保
- 一部の高就活難易度メーカー(トヨタ、富士フィルム、SONY、サントリー等)
他社での内定はいわば水戸黄門の印籠のように大きな効力を発揮します。早くから就職活動を開始し、他社の内定を持ったうえで、総合商社の就活に臨みましょう。私もコンサルBIG4、メガバンクの内定を持ったうえで、総合商社の就職活動を行っていました。
具体アクション④ OB・OG訪問をする(以下簡略化の為、OB訪問と表記)
総合商社の就活において重要視されているOB訪問ですが、訪問回数やOB訪問時の内容が、採用選考に影響を与えている可能性が高いです。経験談でいうと、ある商社のOB訪問ではOB訪問終了後に質問票のようなものに氏名や現在興味のある業界などを書くように指示されたこともありました。それ以外の企業でも恐らく学生の簡単な印象などを採用担当へ提出し、事前に学生の情報を集めているのではないかと推測します。OB訪問の回数や訪問時の姿勢で企業に対する熱意を面接以外の場で示すことができるので、OB訪問は積極的に行っていきましょう。
またOB訪問時は以下の4点に注意しましょう。
①訪問依頼メールは丁寧すぎるくらいがちょうどいい
これは経験談ですが、自分なりに丁寧に文章を書いて訪問依頼メールを送信したところ、自分の文章より何倍も丁寧且つ固い文章が返ってきたことがあります笑 必ずしも相手より柔らかい文章が悪いわけではありませんが、学生の内は中々ビジネス文章の書き方に慣れておらず、軽い文章になりがちです。丁寧すぎるからと言って評価が下がることは絶対にありませんので、意識的に丁寧すぎるくらいのメール文を書くようにしましょう。
②質問を事前に準備しておく
OB訪問は就活生からの質問がベースになるので、いくつかのカテゴリーに分け、事前に質問集を頭にインプットしておきましょう。沈黙が続く気まずい時間は出来るだけ無くしましょう。
③自然な対話を心がける
②で質問がベースと書きましたが、質問ばかりされても相手は疲れてしまいますので、自然な対話を意識し、時に自分の話を織り交ぜていきましょう。
例:
当時の志望理由を質問した流れで、「自分も~さんと同じように~に関心があって~」
駐在国の話題の時に、「私も~に留学/旅行行ったことあります。~~~」
④見られ方を意識する
これは言わずもがなですが、一緒に働きたい、もっと具体的に言えば、同じオフィスで働いていても違和感がない/嫌でない、と相手に思われることが重要です。就活において学生の経験や熱意と同じくらい、いや、それ以上に就活生の印象や醸し出す雰囲気が重要視されます。これは言語化が非常に難しい部分ですが、先輩に可愛がられるようなキャラクター(素直、元気、気が利く等々)がやはり最強です。常に真顔で接するのではなく、時にさわやかな笑顔をちらつかせながら、快活な学生像を演じましょう。
具体アクション⑤ 清潔感UPで第1印象を高めておく
そんなことと思うかもしれないですが、そんなことまでやる人が就職成功率を数%上げ最終的に内定を勝ち取ります。就活の神は細部に宿ります。上記にも記載したように就活は印象ゲームでもあります。印象がマイナスになりうることをできるだけ少なくし、面接に挑みましょう。
マイナス印象になりうる事柄を以下に記載致しました。これらは必ず避けるようにしましょう。
- 面接の場にそぐわない服装・髪型(個性を出したい気持ちはわかりますが、内定獲得に徹するなら奇抜なスタイルは必ず避けましょう)。
- スーツの色・サイズが不適切且つフォーマルな着こなしができていない。
- 服装・靴にしわや汚れが目立つ。
- 目のクマや肌荒れなど不潔感が目立つ(短期間でのリカバリーが難しい場合は、メンズでも手を出しやすいBBクリームなどを使いましょう)。
- 猫背・巻き肩・視線が合わない。
最後に
就活期間は今後の人生を大きく左右する非常に重要な期間です。例え転職を前提に考えていたとしても最初に働く企業はその後のキャリアに大きな影響を及ぼします。少しでも良い人生を送るため、本プログのテーマでもある超人を目指すためにも、どんな細かい努力も怠らず、少しでも内定獲得の可能性を上げるため準備していきましょう。
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