皆さん、ICL(眼内コンタクトレンズ)はご存じでしょうか?視力回復と言えばレーシック手術が有名ですが、最近はICLの手術件数が増加しており将来的にはレーシック手術よりもICLが一般的になると言われております。
超人になるためにはどこまでも遠くを見渡せる良い眼を持つことが必要不可欠です。
今日はそんなICLについて私の手術経験を踏まえながら紹介させて頂きます。
眼の状態と手術に至った背景
まず術前の私の眼の状態を申し上げますと、中程度の近視でコンタクトレンズは右目-4.25、左目-3.75のもの着けていました。中学生中盤までは眼が良かったのですが、そこから少しずつ悪くなり、中学途中から眼鏡、高校からコンタクトを利用していました。個人的にはコンタクトや眼鏡が煩わしく、眼が良かった少年時代を羨望の眼差しでよく回顧しておりました笑
また社会人になるとコンタクトのごろつきをとても強く感じるようになりました。眼科医に相談したところ軽度のドライアイが原因で眼球の潤いが少なく、コンタクトレンズが乾いてしまうことが原因ではないかと言われました。その後は、定期的に目薬を差すなどいくつか手を施したのですが、あまり改善はせず、朝からコンタクトを装着した日の夕方16時頃には目を開けているのが辛いくらいゴロゴロしている状況でした。個人的には眼鏡を装着しない方が、視界が開けている感じがして好きなのですが、流石にごろつきがきつすぎて、仕方なく眼鏡を装着していました。
そんな中で前々から興味はあったのですが、本格的に考えていなかった視力回復手術を検討し始めます。視力回復手術には大きくレーシック手術とICL手術があり、様々な媒体で自分なりに勉強した結果、私はICL手術が良いと思い、ICL手術を受けることを決心しました(ここではレーシック手術とICL手術の比較は省きます)。流石に眼の手術ということで若干の恐怖がありましたが、眼鏡やコンタクトの煩わしさから解放される輝かしい未来に期待し、決心しました。
クリニック選びについて
クリニック選びでは優里さんのこちらの動画が非常に参考になりました。
緊急で手術しました【ICL手術】
日本一分かりやすいICLの入門教科書【優里学】
私も代官山アイクリニックで手術を受けましたが、大大大満足でした。後ほど詳しく記述しますが、手術時は無痛でした。個人的には、どのクリニックで手術を受けるかよりも、誰に手術を受けるかの方が重要かと思います。上記の優里さんの動画にもありますが、代官山アイクリニックの五十嵐医師は、眼科医にICL免許を許可する立場であるICLエキスパートインストラクターという資格を有していて、ICLに関する知見や手術実績・件数が他の医師よりも優れているかと思います。結局は手術実績・件数がものを言う経験則の世界ですので、そのような観点でクリニック・医師選びをするのが良いかと思います。
ちなみに多数の医師を抱える大規模なアイクリニックでは、誰に手術してもらうか選べないことが多いそうです。なので、ある種くじ引きのような感じで、手術がうまい人に当たることにかけるしかないのですが、代官山アイクリニックは在籍する執刀医が五十嵐先生だけですので、そこも安心できた点になります(代官山アイクリニックはICL専門のクリニックなのでそこも安心ポイントでした)。ちなみに費用は70万円と他のクリニックに比べて少し高額ですが、安心感は何事にも代えがたいですし、何より眼に関することをケチるのは違うと思い、安心・安全をお金で買おうと割り切りました笑
なお、本記事は代官山アイクリニックからお金を貰って宣伝しているものではなく、ICL手術を通して大満足だったので皆様にも知っていただきたく、書いているものになります。
手術当日までの流れ
手術当日までの流れは以下の通りです。スケジュール感の参考にして頂ければと思います。
- 適応検査予約 10月上旬
- 適応検査 12月上旬
- 術前検査 1月下旬
- 手術当日 2月中旬
以下、順に説明していきます。
①適応検査予約
まずは代官山アイクリニックのHPから適応検査をオンライン予約しました。10月中に予約しようとしたところ10・11月は既に予約でいっぱいになっており、12月上旬の日程で予約できました。適応検査までなら無料ですので、もし手術に不安がある方は、まずは適応検査を受け、医師と相談することを強くおすすめします。
②適応検査
適応検査ではICL手術に適応できる眼か否かの検査をします。具体的には虹彩と水晶体の間に眼内レンズを入れるスペースがあるかどうかを確認します。このスペースが十分にないと眼内レンズを入れることができません。私の場合は問題なくレンズを入れられるスペースがありましたので、ここで手術を受けることを合意しました。
この適応検査までは無料で実施できますし、適応検査で問題がないことを確認した後に時間を空けて手術が受けるかどうかの判断ができますので、まずは無料診断を受けてから医師と相談することをおすすめします。
③術前検査
術前検査では視力や乱視具合を確認し、眼内に入れるレンズを決定していきます。1時間を超える精密な検査を行っていきました。私の場合は近視だけだったので、すんなりいったのですが、乱視がある人はもう少し時間がかかるかもしれません。この検査情報をもとに医師がレンズの種類と度数を決定します。私は視力2.0を目指すとのことでした。
またこの術前検査のタイミングで費用の70万円を支払いました。支払いのタイミングは術前検査か手術当日で、分割払いもできるそうです。術前検査の最後に手術前日、手術当日に自分で差す目薬をもらいます。前日に差すものは抗菌目薬で、当日に差すものは手術に向け瞳孔を開かせる目薬になります。
④手術当日
ついに勝負の日です。手術当日まで何度も手術のイメトレをし、怖くない怖くないと自分に言い聞かせ続けてきましたが、流石に少し緊張した状態でクリニックに向かいました笑 ちなみに手術は午前10時半ごろで、クリニックには9時半頃には着くよう言われていました。
家を出る前に、手術に向けて瞳孔が開く目薬を差したのですが、クリニック最寄り駅に着いて外に出るやいなや、日差しが普段の50倍くらい眩しく感じられて、まともに眼が開けられない状態でクリニックに向かいました笑 眼をめちゃくちゃ細めて歩いていたので、はたから見たら不審者に思えたと思います笑 後で医師に確認しましたが、瞳孔が開くと光が眩しく感じられるのは自然な事なので心配しなくて大丈夫とのことでした。
手術前に部分麻酔の目薬を何度か差し、遂に手術が始まります。まずは右目の手術。診察台に仰向けになり、眼を強制的に開ける器具が右目に取り付けられます。また、口元には笑気麻酔用のマスクが取り付けられます。手術中は常に上から麻酔液?のような液体が眼に向けて絶えず垂らされ続けています。また手術用のライトが正面にあるので、強い光を浴びせられています。個人的には水中で目を空けながら正面からめちゃくちゃ強い懐中電灯をあてられているような感覚で、周りが良く見えません。また医師もインジェクションが見えないように死角からレンズ挿入などをしてくれるので、恐怖感はほとんどありませんでした。レンズを虹彩と水晶体の間に固定する工程で、少し眼が圧迫される感覚はありますが、もちろん麻酔が効いていますので、痛いとは感じませんでした。ただ痛みの感じ方には個人差がありますのであくまで参考程度でお願いします。
そんなこんなで右目の手術は体感3分ほどで終了しました。続いて左目ですが、工程は右目と同じですし、右目の手術が痛みなく一瞬で終わったので、もはや恐怖心は完全に消え失せていました。右目同様、左目の手術も無事完了し、個室の待合室へ戻り手術を終え大きな達成感を感じました(私は何もしていませんが笑)。
手術後、待合室で術後用の目薬を差し、しばらく安静にしたのち帰宅しました。遅くとも午前11時半にはクリニックを後にしていたと思います。クリニックを出る時点で少し視界はぼやけてはいるものの、明らかに視力が良くなっていることを確認できました。少しだけ異物感や目のぼやけを感じるものの日常生活に支障をきたすレベルでは全くないので手術当日の午後は普通に仕事をしていました。
手術後の経過
手術後は3週間ほどクリニックから処方される目薬を差す必要があります。また手術日含め3日間は眼に水が入りうるアクション(洗顔やシャワー等)が禁止になります。また術後は翌日・1週間後・1か月後・3か月後にそれぞれ検診があり、術後の眼に異常がないかのチェックをしてもらえます。
私の場合は術後の視界のぼやけは翌日にはなくなり、レンズの異物感も1週間後には皆無になり、ハローグレアという蛍光灯などの強い光が環状に見える現象も2か月後には無くなりました(ハローグレアは見え方が少し変わるだけで不快感があるものではなかったです)。また1か月後検診をした時点で術後経過がかなり良好でしたので、3か月検診はやってもやらなくてもいいとのことでした。仕事の関係もあり、3か月検診の受診は無しにしました。また術後3か月以降も3,300円で術後検診を受けることができるとのことです。
ちなみに1か月後検診では角膜内皮細胞の検査を行います。角膜の1ミリ平方メートル内にどれだけの内皮細胞があるか検査するものですが、私の場合は約3,100個あり平均的な数値とのことで、角膜内皮細胞の減少も見られませんでした。1か月後検診の視力検査では視力2.0があることを確認しましたし、術後4か月ほど経過した現在においても特に異常なくクリアな視界で快適に過ごせています。
感想
ICL手術を行った感想ですが、大大大満足でした。来世でも眼が悪くなったら絶対にやりたいです笑 手術当日もそこまで恐怖心なく、痛みに関しては皆無でしたし、術後の経過も順調でした。やはり、朝起きた瞬間から視界がクリアなこと、寝る前にベットで横になりながらテレビを見れること、そして何より眼鏡・コンタクトの煩わしさ・ごろつきから解放されたことを踏まえれると70万円でもお釣りが来るくらい最高です。
最後に念のため忠告しておきたいのは、やはり眼に関することですので、可能な限り自分で情報を集め、自分に最適な視力回復方法を探すことです。私の場合はコンタクトレンズのごろつきに耐えられなかったので最終的にICL手術を受けましたが、コンタクトで問題なく1日過ごせる人は、わざわざ視力回復手術を受けなくてもいいんじゃないかなというのが、個人的な感触です。今はブログやYouTubeで情報収集できますし、直接クリニックに訪問して無料検診を受けることもできますので、自分で情報を集め最適な選択をしていきましょう!
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